「春にして君を離れ」を読んで。
これを見て、読みたくてとりあえず買っていたものを今日読んでみた。
読むまでの過程として
母親から逃げ出したかった。
また朝になって昨日のことを責めてきた。
自分のことをわかってくれているのはあなただけだと。
味方じゃないんだといわれた。
僕は、あなたが悪いと伝えた。
いつもそうだ。なんでそんなに弱さを見せて、周りに迷惑をかけるのだと。
そしたら、わたしはだめなやつだ…みたいなことを言い出す。
みんな私から逃げていくとか。
もう相手にするのも嫌で、近くのカフェに行こうとしたら、お願いだからそばにいて、これからずっと付きまとわないからと言い出した。
いつもなら、もうめんどくさいからそばにいる。
けど、今日は無視して外に出た。
そしたらメールに
見捨てるんだね
みんな見捨てていく
息がすえないから帰ってきてほしい
…
何十件もメールがきていた。
かわいそうだ。本当に。
本当にかわいそう。きっと僕が言った言葉もおそらく通じていないし、きっとそのうち元気になったら謝ってきて、僕もなんとなく許してしまい。
また楽しい日常が来るんだろう。
これを何度繰り返しただろう。
けど、今日初めてわかった。母さんはずっと孤独だ。
僕はいままで、このままでいればいいと思っていたけど、結局なにもわかりあえていないんだと気づいたとき、母さんは完全に孤独になったんだ。
本当にかわいそう。
ただ、僕にとっては心が完全に自立したので、もうどうでもいいと思えた。
初めて意見を伝えてやっと自立できた気がする。
「春にして君を離れ」の話はどこに?
といわれたならば、なんだろう。主人公は僕の母親と同じような母親で、結局みんなが離れていってしまったかわいそうな話っていったところだろう。
本の中での母親は、砂漠の中で一人自分と向き合い、気づきかけるんだけど結局認めることができなかった。自分で気づけそうだったのに惜しいなと思った。
その母親も子供から何度も伝えられていたのに気づけなかった。
ほんと、今回の僕と同じだ。
なぜか、たまたま現実の世界とリンクしているように感じてすごく驚いた。
かわいそうな、母親になりたくないあなたはぜひ読んでください。
以上
今日の成長
親離れができた。
初めてきちんと母さんについて気づくことができた。けれども、もう同情はしない。一人で生きてくれと思えた。