意識的に出来ることを無意識に出来るようにする
これは、僕の好きな梅原大吾さんの成長するためのちょうどいい負荷のかけかたについての考え方だ。
昔受験で浪人する前に、浪人したとして、3人に一人は成績が落ち、3人に一人が成績が変わらず、3人に一人が成績が上がる。
と言われた。
その時は何を言っているんだと思った。
時間をかければかけるだけ成績は上がるのは当たり前だろうと。
実際、浪人したこと成績は上がったわけだ。
けど、いま大学に来て勉強を一年間すれば伸びるか。と言われると伸びる気はしない。
実際に成績は伸びないと思う。
成績が伸びるという確信があれば伸びるだろうし、そう言い切れないのであれば成績は伸びないであろうと思う。
それは、経験として理解ができた。
さらに、その確信がどこから来るのかと言えば全体像が見えているか見えていないか。その違いだと思う。
その全体像が見えているという前提条件が成り立った上で、どういう負荷がベストなのかというと、タイトル通り意識的に出来ることを無意識に出来るようにする。という言葉になるのだと思う。
確実に成長するための指針というか、全体像が見えている人が、その実感を持ち続けながら成長し続けるための骨として、意識できることを無意識に出来るようにする。という考え方は大事だなと思った。
しかし、今大学で勉強で成功しろと言われても無理だと思う。それは、そもそもの話として全体像が見えるようなレベルに達するためのモチベーションがないから。
一言で言ってしまえばそれだけだ。
全体像が見えるまで努力する。それさえ出来れば成長の考え方は、タイトル通り、意識的に出来ることを無意識にするだけさ。と、考えついた。
意識的に出来ることを無意識に出来るようにする。ということは、確実な成長要素だということだから、考え方としてはすごいと思う。
しかし、それが成り立つのは一部分だけだ。
勉強で意識的に出来ることを無意識にする。なんてケースは中学生の四則演算の頃に終わった感がある。
基礎固めの段階では、その考え方が大事だなと思う。
ほとんどの場合、意識すれば出来ることの集まりだから。もしくは、意識するべきことがすでにわかっているから。
しかし、本当に大切なことは意識すれば出来る。という段階をどうやって作ればいいのかということだと思う。
大概のことは意識してもできない。
苦手という考えは、どうすれば成長できるのかわからない。という発想から来る。
やる気が起きないのは、調子が悪いから。
どうすれば、調子が上がるのかわからないから、やる気が出なくなる。
本当に重要なのは、意識すればできる。という段階を作る知識や、頭脳だと思う。